第270回川崎トーストマスターズクラブ例会

2019年7月16日 ミューザ川崎 研修室1

定刻通り、H本会長代行の挨拶から始まりました。会長不在の時は教育担当副会長が代役を務めることになっていると聞いて、こんなに早く役割が回ってくるとは思わなかったが、一生懸命務めさせていただくとの話をしました。

本日は3名のゲストの方が見学にいらっしゃいました。

・S丹さん(1回目)

・F本さん(神奈川TMC)

・G藤さん(1回目)

TMOEは、H本が担当。

教育セッションのテーマは「温故知新」昔のことを究め、古い事を復習しながら新しい知識や要領を身に着けること。

今夜の言葉は、M谷さん。「なおざり」(等閑)いい加減に手を抜く。何もしない放置する。

 「おざなり」(御座成)平安時代からある言葉。芸者さんがお客さんによって態度を変える言葉。何もしないのではなく、ちょっとはする意味。

そして、ヘルパーの紹介

計時係を F本さん

集計係を M谷さん

文法係を I上さん

え~とカウンターを M谷さん

それぞれ、皆さん今夜の言葉を入れて丁寧な役割説明をして頂きました。

準備スピーチのコーナーです。

1番目のスピーカーはPさんスピーチタイトル「 海外旅行 」

一番思い出に残った海外旅行のお話をしてくださいました。9月末、友達4人で10日間シルバーウィークを利用してイタリアに行ったハプニング旅行の話。ぎゅうぎゅう詰めの電車になんとか4人で乗った。ホッとしたのもつかの間、友達のカバンが開けられた状態、財布が盗まれていた。思い返せば女子学生のスリの団体がいて、カバンの前に帽子を載せてカバンの中の物を取っていた。自分の目の前だったが全く気が付かなかった。行く前もいろんな話は聞いていたが、実際に起こるとは思わなかった。友達はお金をポケットにも入れていたので結局ハプニングで終わった。その後も楽しく旅行が出来た。そして、日本に帰る前日、友達にパスポートがないと言われた。警察に行ったが、あまり取り扱ってもらえなかった。どこかに置き忘れたと思い戻って探してみたが、どこにも見当たらなかった。友達は皆、暗い表情だった。帰りのチケットを1日伸ばしてもらって翌日帰ることが出来た。

一番印象に残った旅行だったが、友達も成長することができた。今もその時の友達と旅行に行っているというお話を小道具も使って説明してくださいました。

2番目のスピーカーはTさんスピーチタイトル「 言葉の力 」

日本語のスピーチの原稿を書くのは難しい。今回のスピーチの原稿を書いて彼女、先輩に見せたらたくさん直された。全然自分が書いたものではなくなった。私は言ったことは通じますか?これは言葉の力です。皆さん普段あまり気づかなかった。私が中国語を話すと皆さん分かりませんよね。これは言葉の力です。あなたは動物を見て、それは猫だと思いますね。

“ネコ”これは音です。日本人が猫を見て猫と思う、それは決まり。文字を書く、意味を与えていく。そういうことは猫だけではなく、他のことにも当てはまる。音、文字、意味は単語と呼ばれて辞書に書かれている。

言葉は人間であると感じる。彼が使う言葉で感じることが分かる。同世代の人が馴染みのある言葉をかけてくると共通のことが思い出される。スピーカー、演説家は特定の単語を使う時、人々の何か連想させるかどんな周囲の記憶が刺激されるかとても知っています。そして彼らは言葉で世界を創造しました。言葉の力は、本当はなんですか。それは母親の子守歌。それは政治家のスピーチ。それはあなたの恋人からの手紙。また、他の人の怒り、不満、悲しみとか、この世界が全て存在すること、この世界にある感情、気持ち、反応これらのことは表現するために特定の原稿がない限りそれらは意味がありません。家は煉瓦があります。あなたの煉瓦が少ない場合はあなたの家は小さくなります。あなたの表現する言葉が多ければ多いほど、あなたの考えはより明確になります。言葉、コミュニケーションが高速になっている。言葉の深さは薄くなっています。まず、自分自身について考える必要があります。自分の考え、感情がはっきり、徹底的に説明ができるようになると言葉は絆になります。私達が蓄積してきた文化、伝統は知識も反映してきています。それらは言語によって媒介されているというお話をしてくださいました。

3番目のスピーカーはK林さんスピーチタイトル「 リクエスト 」

平成最後に神奈川クラブでやったスピーチのリクエストに応えてスピーチをされました。Hなスピーチを健全にやります。私とF本さんは「ダイテ」の関係。富山弁で「おごってあげる」の意味。今日お金を出してあげるからはじまりました。その後、神奈川のクラブのラインで飛び交っていた。今度、K林さん神奈川に来たら「ちんちん」と言われるよ。「ちんちんかいて」「かたい」と言ってください。富山弁で「ちんちんかいて」は「正座をして」という意味。「かたい」は「賢い、お利口」という意味。「あなたは正座をしてお利口さんだね」ということ。

コートを着て「素敵でしょ、何かおかしな所は?」→ボタンがずれている。富山弁で「だんこちんこ」という。

ボタンの掛け違い、会社にいても、家庭においても、クラブでもある。そんな時、双方の意見を聞いて行きましょうというお話をしてくださいました。

4番目のスピーカーはS村さんスピーチタイトル「 一人旅で何が悪い 」

夏と言えば旅行に行きたくなりませんか。私が旅行に行くといつも誰と行くの?と言われます。

まず、どこへ行くの?ではないの?おかしい。何度も言われる。今年は北海道に行ってくる。もちろん一人です。

一人で行くの?というのは人権の侵害。言ってはいけないと思う。一人旅は是非お勧めする。

まず、第一に時間、みんなと行くと集合時間がある。一人旅だったら飛行機、電車の時間さえ遅れなければ何とかなる。例えば寝坊しても必至に間に合わせれば良い。

二つ目は、スケジュールをテーブルトピックスのごとく、変えてしまうことが出来る。2年前仙台に一人旅に行った。

通常朝から行くが、自分は東京テーブルトピックスの例会に参加してから行った。例会は朝10時からだった。

急きょ新幹線を朝からお昼に変えた。他の人がいたら直前にスケジュールを変えることは出来ない。

何かトラブルがあってもさっと動ける。これが一人旅の良いところ。

三つ目は、行きたいところへ行ける。確かに皆さんと行くといろんなプランを立てて行くことが出来る。

結局時間がなくてなかなか行けない。自分は滞在時間が非常に短い。1つの場所にだいたい10分から20分。

見て写真を撮って終わりなので、いろんな場所に行ける。

お手軽感、インスタント旅行。食べ物にも困らない。金沢に行ったとき、とにかくワインバーが目的で行った。

皆さんで行くと行く場所が分かれたりする。自分の意見を言えない人は自分の行きたい場所に行けない。

一人旅だと行けて待たない。席は1席だから。地元の美味しい場所にすぐ行ける。十分満足できる。

仕事などでいろんな事があると、一人になりたくなる時があります。

一人で旅をするのも悪くはないと思います。

家族連れ、カップルには耐えなければならない。囲まれてしまうと大変、孤立感がある。そこは耐える修行。

一人旅ではいろんな発見がありますというお話をしてくださいました。

続いてテーブルトピックスのコーナーです。テーブルトピックスマスターはS原さんです。

ディベートテーブルトピックスを提案されました。

質問と回答者は次のとおりです。

1.「犬と猫はどっちがかわいいか 犬の方」 F本さん

2.「犬と猫はどっちがかわいいか 猫の方」 S丹さん

3.「食パンは焼いて食べた方がおいしいか、生で食べたほうがおいしいか 生の方」 K吉さん

4.「食パンは焼いて食べた方がおいしいか、生で食べたほうがおいしいか 焼いた方」 H本さん

休憩をはさんで論評のコーナーです。担当はN村さん、ゲストの方に丁寧に説明をされました。

1番目の論評者は、K澤さん。

良かった点2点。

1点目ポジティブなところ。海外旅行に行ってトラブルに見舞われたが、ユーモアを交えた形で話されていたところ。

また、このトラブルネタになるかなとポジティブで良かった。

2点目、スピーチのテーマが時間管理でしたが、まさかのトラブルがあったが、計時係が青を出しそびれたが、きちんと時間どおりに話終わった。

もう少しこうすれば良かったと思った点、

1点目、マテリアルが見えにくかった。もっと前に出して見せた方が良かった。

2点目、最後、具体的にもっと良かったことを話された方が良かった。

2番目の論評者は、Gさん。

良い点2点。

1点目、最初に話の原稿について話してから、私の話わかりますかと話された流れが良かった。

2点目、スピーチの中でいろいろな発想があったところ。例えば、言葉には構成がある。この言葉とこの言葉は友達のように一緒に使うと面白いと思った。言葉は自分を表現するなどと言っていたところが良かった。

改善点2点

1点目、前回のスピーチの改善点を生かすスピーチでしたが、全く違ったスピーチだった。

2点目、何の話をするのか最初に明確にすると良かった。

3番目の論評者は、S原さん。

意外性のいっぱい詰まったスピーチだった。I上さんからのリクエストがあった神奈川クラブでの下ネタスピーチが聞きたいというタイトルにあったリクエストにかかっている。なんとそのスピーチのためにF本さんを呼んでしまった。

前回のスピーチだかれたのはF本さん。質問しながら相手を巻き込んでいく上級スピーチだった。

惜しかったのは、笑わせるスピーチで先に自分で笑ってしまっていたところ。

4番目の論評者は、Sさん。

良い点

1点目、会員の関心を集めたところ。そのネタ皆さんが知っている。それを話すことは痛々しい。

2点目、インパクトのある言葉。誰と行くの論争。基本的人権の尊重。まさかこの言葉が出て来るとは思わなかった。

3点目、一人旅のメリット、デメリットをきちんと分析されているところ。

改善点

文学的要素が足りなかった。文学的要素とはストーリーのこと。例えば旅先で出会った女性の話とかを入れるともっと引き込まれると思います。

各ヘルパー報告がありました。

総合論評N村さん

定刻どおり始まり、ゲストさんへの説明、役員が変わった段階でタイムリーなテーマで良かった。

各ヘルパー紹介は丁寧に説明されていた。

テーブルトピックスマスターはサービス精神旺盛で、楽しいテーブルトピックスでした。

論評者K澤さん、愛のある論評だった。テーマである時間管理について話されたのが良かった。

論評者Gさん、しっかり改善点と良かった点を話されていた。

論評者S原さん、楽しくボティーランゲージを入れた論評だった。改善点をおしかったところと表現されていたところがスピーカーにとって頑張ろうと思った表現だったと思う。

論評者Sさん、楽しい論評だった。スピーチというか旅の論評だったと思う。

受賞者の発表です。

ベストスピーカー:K林さん

ベスト論評賞:Sさん

ベストテーブルトッピクス賞:H本さん

ベストスマイル賞:H本さん

                                    文責H本