第305回川崎トーストマスターズ例会報告

第305回川崎トーストマスターズ例会
2020年11月17日 19:00 ミューザ川崎 研修室1 and オンライン

本日は、電車の遅延もあり若干集まりが遅れ、定刻より5~10分遅れの開始でした。
ゲストはいない川崎のメンバーだけの例会でした。

本日の例会もいつも通りS山会長の挨拶から始まりました。
アントニー・デ・メロの格言について解説されていましたが、哲学の造詣が深く難しい内容をわかりやすく解説されていました。

本日のTMOEはK澤が務めました。
教育セッションのテーマとしては「尊重しよう!」でした。
アメリカの大統領選の醜い足の引っ張り合いを見て、互いに尊重が大事ですね、ただ、そうは言って理想論だけでは生きていけない、「智をもって愚に解けば必ず聴かれず」という格言もある。尊重するというのはありのままの相手を受け入れること、正論では聞かなければ、利を、情を説くというように相手にとって一番いいコミュニケーションの方法を選択することもコミュニケーションには必要ではというわかりづらい話がありました。

今夜の言葉は、Tさん。「小確幸」という言葉を挙げられていました。これは村上春樹さんの小説に出てくる造語だそうで、小さいが確かな幸せ、という言葉だそうです。なかなか難易度が高い言葉、今夜の例会はどんどん難しい方向に進みそうです。

そして、ヘルパーの紹介

計時係:M谷さん
集計係:Tさん
文法係:K林さん
え~とカウンター:N村さん

それぞれ丁寧にご自分の役割をご説明頂きました。ありがとうございました。

続いては準備スピーチのコーナーです。

1番目のスピーカーは、H本さん。
「PTA活動で学んだこと」というタイトルで、スピーチをされました。PTA活動で実践したコミュニケーションスタイルについて話をされました。小学校を小確幸と掛け合わせた楽しい冗談を言われていました。PTA活動は6年の小学校の中で一回は務めないといけない役割。だったら自分から簡単そうなベルマーク集めの役割を立候補されたそうです。そして部長に選ばれ、纏め役をやられたそうです。様々な商品についているベルマーク、圧倒的に多く集まるのはマヨネーズのベルマークだったそうです。また、ロイヤルゼリーのベルマークが高いという話が非常に興味深かったです。そして、PTAの活動の中で、真面目に役割をこなす人、全く参加しない人、様々な人がいて、その人々とコミュニケーションをとっていくのに苦労されたそうです。ベルマークは毎年貯金していたそうですが、その年は一輪車に交換されたそうです。ベルマーク部長の体験を通して様々な方とコミュニケーションをとり、成長できたそうです。

2番目のスピーカーは、S村さん。
「私のリーダーシップを振り返る」というタイトルでスピーチされました。自分のリーダーシップのスタイルとして、尊敬する落合博満監督の放任主義のスタイルを取り入れたという話でした。落合監督はみんなに好きに行動させ、責任は俺がとるというスタイルだったそうです。その代わり、個人のことは個人で責任取ってやってね。試合の勝ち負けは監督が責任をとる、でも個人の成績については個人でちゃんと責任もって出しなさいというスタンスだったそうで、S村さんはそのスタンスで、トーストマスターズの役職も務めていたそうですが、ただ実践できなかったこともあるそうです。それは、腹を探られてはいけない、何を考えているかわからないようにして、腹を探られないのがリーダーのスキルとして必要。そうしないと、周りから弱いところを攻められたり、行動を読まれたり不都合がある。ただ、自分はすぐ顔に感情が出るのでそれができていないのが反省点とのことでした。

本日のスピーチはここまでです。
そのあと、新人戦の練習スピーチをS塚さんが行いました。新人戦がまだ終わっていないため詳細は割愛しますが、自身の辛い体験を元にした、共感できる、元気づけられるスピーチでした。

続いてはテーブルトピックスのコーナーです。
テーブルトピックマスターはT樫さん。
キャンプに行かれたとのことで秋のキャンプ絡みのお題をだされていました。

1番目は「おすすめの秋の楽しみ方」でN村さん
 今年はいけなかったが来年は秋の紅葉を楽しみたいという話をされました。

2番目は「外出・旅行先で出会ったおすすめの食材・食べ方」でTさん
 ドバイに旅行にいって、コメを手で食べる姿を見られたそうです。食材は記憶にないそうで、おすすめはつけ麺だそうです。

3番目は「山の中でクマに遭遇した時の対処方法」でK林さん
 死んだふりがいいというような話から、TVではまず、クマに人間がいると教えるように音を鳴らしながら進む、クマに出会っても慌てて逃げないというような対処を語られていました。

4番目は「誰かの願いをかなえてあげるとしたら」でM谷さん
 故郷に1人残してしまった母親の願いをかなえてあげたいというお話でした。コロナの影響もあり、顔を見せに行けていない点を悔やまれていました。郷愁の念に駆られるTTでした。

5番目は「3億円当選したら何に使うか」でH本さん
 川崎TMCに全額寄付していただけるそうなので、ぜひ、年末ジャンボにトライしていただきたいです!

テーブルトピックは非常に面白く盛り上がり、T樫さんは初めてのTTマスターとは思えない安定した司会ぶりでした。

休憩をはさみ論評のコーナーへ進みました。

H本さんの論評は、S山さん。
 よかった点
 ・わかりやすい身近なベルマークというテーマ
 ・たくさんのマテリアルを利用して話が分かりやすかった
 ・情景の描写がうまかった
 
 改善点
 ・苦労した点をもう少し掘り下げてほしかった。

S村さんの論評は、Gさん。
 よかった点
 ・目標をよく達成できていた。志村さんの印象とマッチしていた
 ・場所をうまく使ってスピーチできていた
 
 改善点
 ・一番最後の話がネガティブだったのでプラスの話で終わるとよかった。

良い点、改善点ときっちりと出され、スピーカーの方には非常に参考になったと思います。

続いてヘルパー報告があり、それぞれきっちりと報告され役割を全うされていました。特に文法のK林さんは、細かいところまでチェックされていて流石だと思いました。

今夜の総合論評はS菅さん、初めて総合論評でした。
本日の例会はとても難しい話から始まり、教育セッションも難しく、今夜の言葉も難しい、難しい例会だった。
ヘルパー紹介はシンプルで分かりやすく纏まっていた。テーブルトピックスは初めてのTTマスターでしたがきちんと司会進行ができていて良かった。論評も非常に丁寧に分かりやすく、また具体的な例を交えて論評ができていて良かった、というようなお話を頂きました。

そして最後は受賞者発表。

ベストスマイル賞:S山さん
ベストテーブルトピック賞:H本さん
ベスト論評者賞:S山さん
ベストスピーカー賞:H本さん

本日の例会も、楽しく実施することができたと思います。これも皆さんの協力のおかけです。ありがとうございました。
さて、年末年始も近づく中、新人戦、クリスマス例会、インハウスコンテストとこの後もイベントが盛りだくさんです。
皆さんで盛り上げていきましょう!